継続的に英語力の伸びを測定できる
スコア型英語4技能検定

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Vol.86Interview

卒業後も自ら英語学習を進めていける生徒を育てる英語指導

群馬県太田市立商業高等学校 様

群馬県太田市立商業高等学校 様

今年で創立50周年を迎える太田市立商業高校は、商業科5クラス・情報科2クラスからなる高校で、2012年度には併設型中高一貫校として、中学校が開校された。2013年度からは情報科の募集は停止され、2015年度から普通科を設置する予定で、これに伴い太田市立太田高等学校と校名変更される。卒業後の進路は、2013年度卒業生で、大学・短大への進学が77名、専門学校への進学が86名、就職が98名と多岐にわたる。「生徒のための学校づくり」を基本とした学校経営方針のもと、指導熱心な先生方が日々授業改善に取り組まれている。今回は、英語指導の改善について、高橋博教頭先生、七原登先生、小堀重彦先生にお話を伺った。

高橋教頭先生、七原先生、小堀先生インタビュー

「生徒のための学校づくり」を基本とし、どういう生徒を育てたいかを常にイメージする

Q 貴校が重視されている教育方針について教えてください。
教頭先生 本校では、「生徒のための学校づくり」を、学校経営方針の基本として掲げており、こうなって欲しいという「生徒像」を常に描きながら教育活動を行っています。本校の卒業生の進路は、おおよそ大学進学・専門学校進学・就職がそれぞれ3分の1ずつなのですが、どの進路を選んでも、「社会で役立つ人材」を育てたいと思っています。また、「受信と発信のバランスのとれたコミュニケーション能力」を身につけさせることも意識しています。

太田市立商業高校の学校経営方針と目指す生徒像。学校資料より抜粋

「校長観察授業」の機会を活かし、先生同士がお互いの授業を見て学ぶ

Q 授業の改善には学校全体としてどのように取り組まれていますか。
教頭先生 授業改善は、英語科だけでなく学校全体として取り組んでいますが、授業改善に大きく寄与しているのが「校長観察授業」という機会です。校長観察授業の時には、誰でも遠慮せずに他の先生の授業を見にいくことができます。そのため、校長観察授業がある折には、積極的に他の先生の授業を観察して、自分の授業の参考にするようにと発信をしています。実際にこの機会に違う教科の授業も見てみようということで、違う教科の多くの先生が、他の先生の授業を見に行っています。違う教科であっても他の先生の工夫を参考にできるところがあり、授業改善に役立っていると感じます。

中高相互の授業参観も、高校の授業の組み立てのプラスに

教頭先生 また、本校は来年度から中高一貫校として最初の高校1年生が入学してきますので、同じ敷地内に併設されている中学校の先生方とも密にやり取りをしています。中高相互の授業参観もやっていますから、いつ誰に見られてもいいという授業をしなければなりませんし、心地よい緊張感があります。また、実際に中学校の授業を見に行くと学ぶことが多く、高校の授業の組み立てを考える上でも非常にプラスになっています。

「教え込む」「詰め込む」ではなく、言語活動の機会を多く取り入れた授業に

Q 日々の英語指導においては、どのようなことに留意されていますか。
小堀先生 生徒の目線に立って行う言語活動を重視しています。進学校では「教え込む」「詰め込む」といったスタイルの授業でも生徒はついてくるかもしれません。しかし、そのような指導は本校の生徒にはそぐわないと感じます。本日もALTとのティームティーチングで授業を行いましたが、なるべく間違いを恐れず、前向きに音読や発表を行えるように授業の構成を組み立てています。最近の生徒は、高校に入る前から、人前で話したり発表したりする機会に慣れているので積極的に取り組みますし、本校の場合は受験に強く縛られているという環境でもありませんので、このような活動の機会を多く作っています。また、英語を使う機会ということでは、書かせることにも力を入れており、レッスンごとにWritingの機会を設けALTとともに添削を行っています。
評価の観点と評価方法

<資料1>評価の観点と評価方法(外国語科シラバスより抜粋)

GTECでの英語力測定が、先生が日々の指導を振り返る機会に

Q 授業改善を進める中で、英語力を測定する外部試験としてGTECを導入された理由を教えてください。
七原先生 卒業生の進路は、おおよそ大学進学・専門学校進学・就職がそれぞれ3分の1ずつです。特に大学進学をする生徒の場合、大学の授業についていけないケースが見受けられました。指定校推薦をいただいている大学の先生からも「英語の学力が低い」というご指摘をいただいたこともありました。私たちとしては、大学に入ってからもしっかりとついていける力をつけてやりたいし、そのためには指標も必要だと考えました。そんな中で、英語力を測定するのにちょうどよいのがGTECでした。
GTECは、単なるテストというより、コミュニケーション能力に通じる部分がありますし、生徒の学習意欲にもつなげることのできるテストだと思ったからです。また、先生の意識づけにもなりますね。定期考査の結果と比べると意外とGTECでスコアが高い生徒、一方で意外とできない生徒の存在が明らかになり、何故そのような違いが表れるのかを考えることで、英語科の先生方が日々の指導を振り返るいい機会になったと思います。

GTEC受検がきっかけで自信を持ち、大学進学につながった生徒も

七原先生 また、昨年度は2年生の2月に受検しましたが、ひとりの生徒がGTECの結果から意外と力があることがわかり、大学進学に向けて指導すべきではという話になったことがありました。GTECは絶対評価なので、その結果から自信を持ち、結果的にはセンター試験まで受けて国公立大学に入った生徒もいました。自分の持っている英語力に気付きを与えるという点でもGTECを受検する意味は大きいと思っています。
生徒にとってはWritingが受検するモチベーションになっているようです。もちろん、日本人同士でも伝わった喜びはあるのでしょうが、自分で書いた英語が、採点している外国人に伝わったという感動はより大きいようです。

「英語嫌い」を作らず、社会に出てからも英語学習を進めていける生徒を育てたい

Q 今後どのような英語力を身につけさせたいとお考えでしょうか。
教頭先生 本校の生徒は、必ずしも中学時代に英語が得意だった生徒が多いわけではありませんから、高校でもう一度学び直しの英語を身につけさせたいと思っています。現在の社会環境を見ていても国際化の波はきていますし、大学に入ってからも、社会に出てからも困らない英語力の土台を作るということを意識して指導しています。「英語嫌い」を作らず、社会人になってからもまた英語を勉強できる生徒を育てたいですね。
評価の観点と評価方法
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